マッチ 独立後初!全力ディナー唱 「ジャニーズにいた時は甘えがあった、責任感生まれた」

 熱唱する近藤真彦=函館市
 3年ぶりディナーショーで笑顔を見せる近藤真彦=函館市
 熱唱する近藤真彦=函館市
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 歌手・近藤真彦(58)が全国の港町4都市で開催するディナーショー「Harbor Town Dinner Show 2022」が23日、北海道・函館市内のホテルで初日を迎えた。ジャニーズ時代の恒例だったディナーショーは3年ぶりで、昨年5月の独立後初の開催。96年以来、26年ぶりの函館公演で、代表曲「愚か者」などを熱唱し、ご当地ソングとして北島三郎の「函館の女」も披露して250人を魅了した。

 「は~るばる来たぜ函館~♪」

 サブちゃんに寄せ、こぶしをきかせ歌い上げた。「これがこの日一番の盛り上がりなんて、やめてよ」。マッチが照れ笑いを浮かべながら、気温3度の北の大地に熱い歌声を届けた。

 デビュー42周年の12月12日の神戸を皮切りに、長崎、函館、横浜をめぐる今ツアー。ファンと近い距離感で楽しむディナーショーは、マッチにとってジャニーズ時代からのライフワークだった。「同い年くらいのファンの方が泣いて喜んでくれる。うれしいね」。ともに年月を重ね、自分を支えてくれたファンに感謝した。

 昨年4月末にジャニーズを退所し、同年11月から歌手活動を再開。精力的にツアーを行い全国に歌声を届けた。来年も年明けから3月まで2つの全国ツアーを開催。その数は60公演。「デビュー当時以来のスケジュール」とうれしそうに話す。

 「ジャニーズにいた時は、どこか甘えがあったかもしれない。今は120%出さないと120%のお客さんは来てくれない。責任感が生まれたと思う。自分にとってはいい経験。楽しんでやっています」。取り巻く環境は変わったが、アーティストとして新たなステージに立っている。

 「20年ぶりにコンサートに来ましたというお客さんや、男性のお客さんも増えた。『マッチ~』って野太い声を出したりしてね。これも継続してツアーをやっているからだと思う」と感慨深げにうなずいた。

 来年に向け「新曲だったり、新しいことをやっていこうと思っている」。50代ラストイヤーも意欲的に走り回る。

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