「C-C-B」笠浩二さん死去 60歳 糖尿病で療養も脳梗塞を発症 家族と言葉も交わせず

 「Romanticが止まらない」「ないものねだりのI Want You」などのヒット曲で知られるバンド「C-C-B」でボーカル、ドラムスを担当した笠浩二(りゅう・こうじ)さんが14日午後6時23分、脳梗塞のため熊本県内の病院で死去していたことが18日、分かった。60歳。福岡県出身。葬儀・告別式は17日に熊本県内で、家族や地元の友人が参列して営まれた。後日、「お別れの会」を行う予定。

 カラフルな髪に大きなメガネ、ハイトーンボイスがトレードマークだった笠さんが、60歳の若さで旅立った。2015年に55歳で死去したリーダーの渡辺英樹さんに続き、C-C-Bのメンバーが早すぎる死を迎えた。

 所属事務所によると、最近の笠さんは糖尿病からくる低血糖もあり、車いすで生活していた。7月末に糖尿病の療養のため入院したが、その後に脳梗塞を発症し、最後は家族と言葉を交わすこともできなかったという。

 笠さんは1982年に「Coconut Boys」を結成。83年にシングル「Candy」でメジャーデビューした。

 85年、C-C-Bに改名。松本隆氏が作詞、筒美京平氏が作曲したドラマ「毎度おさわがせします」の主題歌「Romanticが止まらない」が80万枚の大ヒットとなる。「Lucky Chanceをもう一度」など松本・筒美コンビによるヒット曲を連発し、第27回日本レコード大賞金賞を受賞。第36回NHK紅白歌合戦にも出場した。

 シングルが12曲連続トップ10入りし、100億円以上を売り上げるなど大成功を収めたC-C-Bだが、89年に解散。笠さんはソロに転じ、99年には実家のある熊本県阿蘇村に移住した。2008年、C-C-Bを18年半ぶりに再結成し、15年には26年ぶりに解散時のメンバーでライブを行った。

 近年の笠さんは熊本を拠点に活動。米川英之(58)とともにC-C-B名義でも活動しており、今年7月にも東京・新宿で開催されたライブイベントにC-C-Bとして出演していた。

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