関西テレビ、映像記録媒体の紛失を公表 電車内で居眠り 読売テレビと同じスタッフだった

 関西テレビは14日、番組関連の映像が記録された媒体を制作会社スタッフが紛失したと発表した。

 発表文書によると、12月10日早朝に、当該スタッフが電車内で記録媒体が入ったカバンを紛失したもので、14日現在、カバンと、カバンの中に入っていた一部私物は発見されるも、記録媒体は発見されていないという。「電車内で居眠りをしていた際に盗難被害に遭った可能性が高いと思われ、警察には被害届を提出、受理されている」とも説明されている。

 記録媒体はスタッフの個人所有のもので、放送前の番組のロケ取材や関連映像が記録されていたといい「現在、出演者や取材協力者の関係者の皆様に事情説明と謝罪を行っております」とも説明されている。

 同社は「番組制作に関する映像について、記録媒体の使用の際はロック設定の指導を行っておりましたが、ロック設定がなされておりませんでした。今回の事案を重く受け止め、社内ルールをあらためて周知徹底するとともに、管理体制の適正化に努めて参ります」とのコメントを発表した。

 記録媒体紛失は、12日に読売テレビがやはり番組スタッフが電車内でカバンを紛失し、映像素材が入った記録媒体も紛失したと発表していたが、関西テレビはデイリースポーツの取材に、紛失者は読売テレビと同じ人物で、無くした媒体に、関西テレビの映像も入っていたと説明している。

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