スピードワゴン小沢 結婚は「タイミング、どっちでもいい」 人生相談への回答本が反響

 著書「小沢一敬の悩むってなんだ!?」(C)撮影/中村完(f-me)
 「小沢一敬の悩むってなんだ!?」書影
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 お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬(49)が、著書「小沢一敬の悩むってなんだ!?」(角川春樹事務所)で、女性から寄せられた仕事、恋愛、人間関係などの切実な人生相談に、独特な“オザワード”で回答し、読者の共感を呼んでいる。4冊目となる著書を出版した小沢が、このほどデイリースポーツのインタビューに応じ、人生相談に応じるスタンスや自身の結婚観などを語った。

  ◇  ◇

 ファッション誌「美人百花」で5年にわたり連載されてきた、アラサー女子の悩みを吹き飛ばす連載「Don’t恋」を再編集した今作。小沢は、過去の恋愛を引きずる女性に「未練もズボンの裾と同じで引きずってたら、泥だらけになっちゃうよ」と絶妙に回答するなどネガティブ思考もポジティブに変換させている。

 8月の出版後、通販サイトの「宗教・倫理本」ジャンルで売り上げ2位にランクインするなど反響を呼んだ。しかし、本人は「悩みなんて解決するつもりないもん」とキッパリ。そこには、小沢なりの真意がある。「『この人に言っても無駄だから自分で考えなきゃ』って思わせたいんですよ。答えなんて他人に出すことはできないと思っているんで」

 ただ、現代人特有の悩みには危機感を抱いている。「今の子って他人からどう見られてるのか気にしすぎてる。SNSとかもそうですけど○か×しか選択しちゃいけなくて、○を選んだ人のみが生き残れる時代になってきていて。究極、人間がいなくなっちゃう」

 先月には、相方の井戸田潤(49)が19歳年下のモデル・蜂谷晏海(30)との再婚を発表。「潤がみんなから祝福されてるのを見たら、してみたいなとも思った」と口にしつつも「結婚なんてタイミングなんで、どっちでもいいんですよ。どっちでもいいで許されないのって機内食のチキンorビーフだけでしょ」と独特な言い回しで結婚観を明かした。

 「人間って思ってるよりもっとグレーだしさ。正しい側に付いている人じゃないと生きづらいスタンスだと、しんどいと思う人だって増えてくる。ルールよりもモラルを優先する社会になってほしいよね」。明確な答えは示さない。アイデンティティーを尊重する小沢のスタンスは多くの人の心に響いている。

 ◆小沢一敬(おざわ・かずひろ)1973年10月10日生まれ、愛知県出身。98年、NSC名古屋校2期生の同期だった井戸田潤とお笑いコンビ「小沢と井戸田」(スピードワゴン)を結成。2002年、03年にM-1グランプリ決勝進出。趣味はロック、読書。著書に小説短編集「でらつれ」(講談社)、格言集「恋ができるなら失恋したってかまわない」(宝島社)など。

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