加藤登紀子 「被災者の思いを持って」 満州で生まれ、ハイジャックにも遭遇 反戦歌に願い

 歌手の加藤登紀子(78)が3日、大阪市内で「ほろ酔いコンサート2022」(12月17日、大阪・梅田芸術劇場ほか)の取材会を開いた。

 「私の歌手生活の大事なもの。支えてくれたコンサート」と話す「ほろ酔い-」は1971年にスタート。出産で休んだ2年を除いて東京では50回、大阪では45回目の節目の年となるが「日中友好50年、結婚から50年。いろんな時間の幅を感じた年ですがこの1年は、ウクライナ侵攻もあって衝撃を受けた年。まだ終息が見えずつらいですが、満帆のエネルギーを取り戻して新年を迎えたい」と、公演を前にした強い思いを語った。

 中国北東部の満州ハルビン生まれで、敗戦後に日本に引き揚げてきた加藤。1995年には全日空857便ハイジャック事件に遭遇するなど、波瀾(はらん)万丈の人生を生き抜いてきただけに「このグローバルな時代に、なぜこんな古くさい戦争をするのか。すごく腹が立つ」とし、「戦争は時代錯誤、もっと違った方法で解決できる。だからこそ、歌い意味がある。ウクライナの被災者の方々の思いを持って歌いたい」と話す。

 コンサート内での定番となっているのが、ジョン・レノンの名曲「Imagine」。5月にリリースしたアルバム「果てなき大地の上に」では、和訳し、日本語の語りをつけて収録されている。これまで、オノ・ヨーコ氏から「英語で歌ってほしい」と、収録は許諾されなかったが今回、ようやく実現。「ウクライナ支援ということで許諾が降りて、貴重な音源になりました。やったーって。今回は特異な例。ヨーコさんが私を信頼してくださった」と喜んだ。

 「ほろ酔い-」は11月3日の福岡からスタートし、三重、沖縄、京都、高知、神奈川、大阪、愛知、東京と9都市10公演を開催する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス