フリーアナウンサーの羽鳥慎一が３日、ＭＣを務めるテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、１日に心不全で亡くなった元プロレスラーで参院議員も務めたアントニオ猪木さんの「２４時間テレビ」での秘話を明かした。

　猪木さんは今年の日本テレビ系「２４時間テレビ４５」に生出演。難病の「全身性アミロイドーシス」を患っていたが、メイン会場だった東京・両国国技館に車いすで訪れた。

　総合司会だった羽鳥アナは「『２４時間テレビ』、生放送だから、だいたい台本あるけど、だいたいなんとなくなんです」と説明。「でもここは、猪木さんは大変なので『一言一句変えないでいってください。質問も、猪木さんの答えも、もうそのまんまです。ここだけは』」と、猪木さんの出演部分だけは話す内容などがあらかじめきっちりと決められていたと明かした。

　続けて「猪木さん来たら全然です。自由にずーっとしゃべり始めて」とまったく台本どおりにいかなかったと語った。「やっぱりすごいなと。勝負師は」と闘病中であっても変わらない精神力に感嘆。「亡くなるまで“生きた”、闘ったという方だと本当にあらためて思いました」と称賛した。