「サンモニ」青木理氏 賛否両論の国葬開催「岸田さんが最も後悔しているのかな」

 ジャーナリストの青木理氏が2日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。国民の賛否が分かれる中で、行われた安倍晋三元首相の国葬について言及した。

 番組では、主要な世論調査で約6割が反対する中、9月27日に行われた安倍元首相の国葬について取り上げた。銃撃事件から6日後の14日に岸田文雄首相が国葬で追悼すると表明したことについて、司会の俳優・関口宏は「7月8日に事件が起こりましたね。その6日後ですか、国葬を決めた。これが短すぎたかなあ。もっといろんな人のいろんな意見を聞いて、お決めになればよかったんではないかなあと思いますが…」と話した。

 青木氏は関口の意見に賛同すると、「国全体で弔意を表すのであれば、なぜ閣議決定だけで決めるのか。せめて国権の最高機関である国会に諮る、っていうのが最低限の手続きだったんだけど、それをしなかった。岸田さんにしてみれば、ある種の政治決断で決めたんだけども」とその決定方法を改めて、疑問視した。

 さらに「賛否が割れたって言ってましたけど、全主要メディアで反対が上回ってしまったんですね、ほぼ。もしかすると、岸田さんが最も後悔をしているのかなっていう気すらしてしまいますね」と岸田首相が世論を読み誤ったと指摘。「結局、反対している人達を『丁寧に説明』って言いながら、説明できず。『弔問外交』とか、『静かに送るのが日本人の礼節じゃないか』、なんて論理しか振りかざせないような状況になってしまったのは何故だったのか」と国民を納得させる説明が最後までできなかったとし、決定過程を含め、改めて検証すべきと主張した。

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