「イル・ディーヴォ」イザンバール 日本に愛の熱唱 見事な発音で「上を向いて歩こう」

 声援にサムアップで応えるセバスチャン・イザンバール
 エアギターでおどけるセバスチャン・イザンバール=東京・渋谷
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 世界的な人気ボーカルグループ「イル・ディーヴォ」のメンバーで仏歌手セバスチャン・イザンバール(49)が28日、都内でソロアルバム「フロム・セブ・ウィズ・ラヴ」のリリース記念イベントを行い、3曲を120人に届けた。

 日本語歌詞のままカバーした「上を向いて歩こう」をファンの前で世界初歌唱。見事な発音で歌いきると大きな歓声が起こり「アイシテマス、トウキョー!日本には、災害などつらいことがあっても、過去を変える力がある。そんな思いを込めて歌いました」とお辞儀した。

 日本武道館で10回以上の公演を行うなど親日家ぞろいのイル・ディーヴォは、2021年12月にリーダーのカルロス・マリンを新型コロナウイルスにより失った。グループに勧誘してもらった兄貴分の急死を受け「アルバムにはカルロスにささげるトリビュートという意味もあります。前向きになるには踊れるような曲がいい」と、5年ぶりのソロ作に込めた思いを明かした。

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