ゴルフで８月の全米女子アマチュア選手権を日本選手として３７年ぶりに制した馬場咲希（１７）＝代々木高２年＝が、１１月にタイで行われるアジア太平洋女子アマチュア選手権の日本代表に選出される可能性があることが１９日までに、分かった。

　アジア太平洋優勝者は、女子の優勝者は男子メジャーのマスターズ・トーナメント開催コースで前週に行われるオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権やメジャーのエビアン選手権、ＡＩＧ全英女子オープンに出場できる。昨年の覇者、橋本美月（東北福祉大２年）も今季、３大会に出場した。

　馬場の場合は今夏の全米女子アマ優勝により、３大会にメジャーのシェブロン選手権、全米女子オープンを加えた来季５大会の出場権を獲得済み。仮にアジア太平洋に勝っても新たに得られる〝特典〟はない。しかし、周囲に「ナショナルチームのユニホームを着て戦いたい」と漏らすなど、日本代表として世界を相手に戦うことに誇りと使命を感じているという。

　馬場は８月に初めてナショナルチームに入り、橋本と上田澪空（共立女二高２年）と３人で世界チームアマチュア選手権（フランス）に出場。団体３位、個人４位の好結果を残し、帰国会見では「ナショナルチームでプレーできることはありがたく、うれしかった」と話した。

　技術面でもゼロライン（グリーン上の平らな箇所）でのパッティングから逆算するマネジメントや、あえてドライバーを多用する攻めるマネジメントを学んだ。将来の夢である「メジャー制覇」を見据えても、大きな収穫があったと言える。アジア太平洋の日本代表は近日中にも発表される予定だ。

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　アジア太平洋アマチュアゴルフ選手権　女子の優勝者は男子メジャーのマスターズ・トーナメント開催コースで前週に行われるオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権やメジャーのエビアン選手権、ＡＩＧ全英女子オープンに出場できる。日本勢では１９年に安田祐香、２１年に橋本美月が優勝。日本代表は例年、８月上旬の世界アマチュアランキング上位３人と日本ゴルフ協会（ＪＧＡ）が選出した３人の計６人が選ばれる。女子は１１月３～５日にタイのサイアムＣＣで開催される。