坂東玉三郎 現役時代の赤井英和は「ほとんど動物ですね」４０年以上の付き合い
歌舞伎俳優の坂東玉三郎（７２）と元プロボクサーで俳優の赤井英和（６３）が１０日、都内で行われた映画「ＡＫＡＩ」公開記念舞台あいさつに、赤井の長男で、監督を務めた現役プロボクサーの赤井英五郎（２７）とともに登壇した。浪速のロッキーと呼ばれた、赤井のボクサー時代の激闘がドキュメンタリー映画としてよみがえる。
玉三郎と赤井は４０年以上の付き合い。玉三郎は「意外に縁が深かったんです。赤井さんがアマチュア時代からのお客さんが、僕のお客さんでもあって、ご紹介いただきまして試合も見に行きました」と明かした。
本作のポスターは現役時代の赤井を、写真家・篠山紀信氏（８１）が撮ったものだが、篠山を紹介したのも玉三郎。「訓練している美しい赤井君を撮っておいた方がいいんじゃないかと思って紹介しました」。当時を振り返り「赤井君は野生な雰囲気があった。ほとんど動物ですね」とほほえんだ。赤井も「若旦那には感謝しかありません」と頭を下げた。
