三浦瑠麗氏 岸田首相、旧統一教会と「関係断つ」に疑問「合法性がある」状況指摘

 国際政治学者の三浦瑠麗氏が4日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、岸田文雄首相が自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を断つと宣言したことについて疑問を投げかけた。

 三浦氏は「『世界日報』に出ない」「祝電を出さない」「会合に出席しない」については可能としたが、「パーティー券を買わせない」については「原理的にできない」と断言した。政治資金を集めるためのパーティー券については「誰が入金したかなんて絶対把握なんかできない」と説明。購入者の宗教や思想を事前にチェックすることは不可能とした。

 状況は理解しつつも、MCの東野幸治は「ただ、カルトってなってくるじゃないですか」と質問した。三浦氏は「統一教会がダメってなった(カルトに認定された)時に『禁止です』っていうのは分かる」とした上で「宗教法人としての合法性がある上で『関係切ります』っていうのはね、正直、信教の自由っていうのはあるんですよ…」と言葉を濁しつつ説明。旧統一教会が「違法」と認定されていない状況で、完全に関係を断つのは難しいと示唆した。

 レギュラーの犬塚浩弁護士は「『信教の自由』で全部許すと無法状態になる。どこで制限するのかはさじ加減が難しい問題」と制限は簡単ではないと説明。一方で、被害者側からすると「『信教の自由』を悪用している」形になっていることも説明した。宗教団体の行動については「最後は自主性に任せなければいといけないころはある」と制限の難しさを重ねて指摘。「法律の中での規定によっての解散というのはなかなか見通しとしては厳しい」と考えを示した。

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