警察庁新長官に露木氏就任 安倍元首相銃撃事件踏まえ「一から出直す覚悟」

 警察庁の新長官に30日、次長の露木康浩氏(59)が就任した。記者会見で安倍晋三元首相銃撃事件を「痛恨の極み」と述べ、警護体制の再構築を最優先課題として「警察庁と都道府県警が一体となって一から出直す覚悟で努力を積み重ねていく」と抱負を語った。

 東京・霞が関の警察庁で、退任した中村格氏(59)からの事務引き継ぎ式が開かれた。中村氏は事件を巡る警護の検証結果を受け、事実上の引責辞任となった。奈良県警の鬼塚友章本部長(50)も30日付で辞職した。

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