ＴＢＳと芸能事務所・田辺エージェンシーが組み、秋元康氏（６４）が総合プロデューサーを務める女優発掘オーディション「私が女優になる日＿」ｓｅａｓｏｎ２の最終ラウンドが７日、同局で行われ、神奈川県出身の幸澤沙良（１６）がグランプリの座を射止めた。幸澤は１０月スタートの同局系ドラマ「差出人は、誰ですか？」で主演デビューを飾る。

　応募総数約５５００人の頂点。視聴者投票の２万６２３３票中、約半分の１万２２７７票を獲得した幸澤は「憧れた場所に立てたのが信じられない。本当にうれしいです」と涙。「近くで見守ってくれた父、母、支えてくれた親友に早く報告したいです」と声を震わせた。

　「差出人は－」の企画・原案を手がけた秋元氏は「視聴者のみなさんが選んだのは自然な演技。今の女優さんにはないタイプを選んだのかな」と推察し、幸澤の演技については「自然だなと。吸収力があって、作品にふさわしいなと思った」と評価。「人生はマラソン。楽しんでください」とエールを送った。

　憧れの女優に昨年のグランプリ・飯沼愛を挙げた幸澤。「皆さんの心に残るようドラマを作っていけたら。これからもよろしくお願いします」と意気込みを語った。