山上容疑者、電気流し火薬に着火 手製銃仕組み判明 鑑定留置始まる

 安倍晋三元首相の銃撃事件で山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が、鑑定留置のため勾留先の奈良西署から大阪拘置所に移送された。期間は11月29日までの約4カ月間で、精神鑑定などを行い、刑事責任能力の有無や程度を調べる。

 県警は25日、事件時の正確な位置関係を調べるため奈良市の銃撃現場を検証。24日には市内の山上容疑者宅を家宅捜索し、衣類や書籍などを押収した。

 また、山上容疑者が手製銃に使うとみられる火薬を乾かす場所を集合住宅からガレージに移した理由を「賃料が高くついたため」と供述していることが分かった。奈良県警は集合住宅を借り始めた昨年3月ごろから武器製造を始め、製造を続ける中で経済的に困窮したとみている。

 現場で使用したとみられる手製銃は、電気を流して火薬に着火し、弾丸を発射する仕組みだったことが判明。県警は山上容疑者宅から押収した手製銃も同じ構造とみて、銃の鑑定を進める。

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