歌舞伎座「七月大歌舞伎」第一部は中止も第二、三部は予定通り 関係者に複数の感染者

 松竹は18日、東京・歌舞伎座「七月大歌舞伎」(29日まで)の第一部の舞台関係者複数名が、新型コロナウイルス陽性と確認されたと公表し、18日と19日の第一部の上演を中止すると発表した。

 公式サイトでは「歌舞伎座『七月大歌舞伎』第一部の舞台関係者複数名に体調不良の諸症状が出たため、検査を実施しましたところ、新型コロナウイルス感染症『陽性』であることが確認されました」と報告。「松竹は、濃厚接触者の疑いのある周辺関係者の今後の健康状態を見定めることで、より一層の安全確保に努めることといたしました」とし、18日と19日の公演中止を決定した。20日の休演日を挟み、21日からの公演実施を目指すとしている。

 第二部、第三部は、両日とも予定通り上演すると発表。文書で「劇場内の該当箇所等の消毒を実施し、また、客席への影響はないことを確認いたしました」とコメントした。

 七月大歌舞伎の第一部は「通し狂言 當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)」が上演。歌舞伎俳優の市川猿之助と市川笑也らが出演している。

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