桂文枝 79歳誕生日に西川きよしと漫才披露“やすきよ”ほうふつ 予定オーバーの熱演

 落語家の桂文枝が79歳の誕生日で文枝襲名から10年となる16日、大阪市内のなんばグランド花月で「桂文枝の落語家55周年記念独演会」を行った。

 節目でのイベントに文枝は「80歳になっても、こういう会をやりたいと思います」とアピールすると、満員の客席からは温かい拍手が送られた。また、ゲストの落語家の林家木久扇(84)、タレントの西川きよし(76)、お笑いコンビ・ジャルジャル、そして文枝の弟子の桂三度(52)が華を添えた。

 西川きよしとはコンビで漫才を披露。文枝のラブコールで実現した。「2人合わせてコツコツブラザーズです」とあいさつ。きよしの相方だった故・横山やすしさんとの思い出話などをネタにした。予定の15分をオーバーする30分近い熱演。“やすきよ”をほうふつさせる漫才で、場内を大いに沸かせた。

 最後にはトリの落語に登場した人物に扮して演歌を熱唱。「ありがとうございました。79歳の誕生日、誰も祝ってくれません。温かい声援をいただきまして、これからも頑張ります」と涙声で感謝していた。

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