旧統一教会 安倍元首相との直接の関わりを否定 友好団体にはメッセージ等と説明
安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が11日、都内で記者会見した。この模様を日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」、TBS系「ゴゴスマ」が一部放送した。
会見で、世界平和統一家庭連合(家庭連合)の田中富広会長は、山上容疑者の母親が教会員だったと明らかにした上で、安倍元首相との関わりについて問われ、「私達の友好団体の主催する行事に、安倍メッセージ等を送られたことはございます」と回答した。
続けて「安倍元首相は、韓鶴子総裁が主導され、多くの世界の指導者ともに推進されている世界平和運動に対しては賛意を表明してくださっておりました」と、家庭連合の韓総裁の主導する平和運動との関わりについても説明した。
その一方で、「宗教法人、世界平和統一家庭連合の会員として、安倍元首相が登録されたことはありませんし、また顧問になったことはございません」と、同団体との直接の関わりについては否定した。
安倍元首相がかかわりを持ったきっかけや、時期について問われたが、直接の関係は友好団体のUPF(宇宙平和連合)として、家庭連合は把握していないと述べるにとどめた。
山上徹也容疑者はこれまで、母親が同団体に多額の寄付をしたため同団体に恨みを持ち、安倍氏がその団体とつながりがあると思い、安倍氏を狙ったという趣旨の供述をしていた。
