世界に約30頭、那須サファリパークのトラ「ボルタ」死ぬ 11歳誕生日翌日に

8日に死んだ雄のベンガルトラ「ボルタ」=5月(那須サファリパーク提供)
8日に死んだ雄のベンガルトラ「ボルタ」=5月(那須サファリパーク提供)
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 栃木県の那須サファリパークは10日、ベンガルトラの「ボルタ」が8日に心不全で死んだと発表した。ボルタは「ゴールデンタビータイガー」と呼ばれる世界に約30頭しかいない希少な毛色を持つトラだった。

 同園のHPによると、死ぬ前日の7日はボルタの11歳の誕生日で「沢山の方にお祝いしていただいた」というが「翌日の朝に死亡していることを確認しました。前日はおもちゃで遊んだり、エサも完食するなど異変は見られませんでした」と説明。「解剖の結果、死因は『急性心不全』と診断されました」という。

 ボルタは11年6月7日に東北サファリパークで生まれ、14年に岩手サファリパークに移動、18年に那須サファリパークにやってきた。今年1月には飼育員がボルタにかまれるなどして負傷する事故が起こったが、営業再開後、ボルタの展示も行われていた。

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