吉永小百合 ロシアのウクライナ侵攻「眠れないほど心痛む」長野「無言館」開館25周年
第2次世界大戦で戦死した画学生たちの遺作を展示する長野県上田市の美術館「無言館」が開館25周年を迎えたのを記念し、女優の吉永小百合(77)と窪島誠一郎館主(80)が10日、同館で対談し、平和への思いなどを語り合った。
長野県在住の20~30代の約20人を前に、窪島氏は「戦争で命は失われても作品が残っている限り彼らは死なない」と力説。吉永も「父は戦場に向かう船に乗った後、病気が見つかったために生き延びて私が生まれました。画学生の絵を見るとそんな記憶がよみがえってきます」と話し、次代への継承を訴えた。
吉永は対談後、共同通信のインタビューに応じ、ロシア軍のウクライナ侵攻について「眠れないほど心が痛みます。映像が生々しすぎてテレビのニュースを見るのもつらいですが、何とか声を出さなきゃいけないなと思っています」と、平和の大切さを訴えた。
吉永は、無言館の絵画が描かれてから約80年の歳月がたち、保存が危ぶまれる状態になっていることを知り、支援に尽力してきた。
