「カムカム」晩年の安子役・森山良子「わたしもロス」
今月8日に最終回を迎えたNHKの連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で初代ヒロイン・安子の晩年を演じた歌手・森山良子が19日、同局「うたコン」に生出演し、同ドラマへの思いを語った。
この日の放送は「カムカム-」での森山の場面の回想からスタート。紹介の後、森山は「さとうきび畑」を披露した。反戦の思いを込めた歌だけに、MCの俳優・谷原章介から「ウクライナの方ではまだ戦争が続いております」と尋ねられると、「こういう歌を歌わなくていい時代っていうのは必ずやってくると、若いころは信じてましたけど、人間のおろかさというのは進化しないんだなと、痛切に、みなさんと同じように感じています」と残念な思いを語った。
朝ドラについては、谷原から「『カムカムロス』なんて言われたりしますが」と終了を惜しむ声があることを伝えられた。森山は「たくさんのみなさんから『見ています』『泣いています』といろんなご意見をいただいて、本当にどれだけみなさんがこのドラマを愛していらしたのか、よーく分かります」と感謝した。さらに「わたしもちょっと、ロスになってます」と笑顔。ファンと同じ心境であることを伝えた。
