森山未來が神戸でアーティスト・イン・レジデンス クラファンも開始

 俳優でダンサーの森山未來が13日、神戸市内で国内外のアーティストの滞在制作施設「アーティスト・イン・レジデンス・神戸」(AiRK)の始動会見を行った。

 あらゆるジャンルのアーティストが利用できる滞在施設用に神戸の異人館街・北野にある昭和30年代のマンションを借り上げた。無償で提供するため、クラウドファンディングも開始。海外でのこうした滞在施設を利用した経験のある森山は「コミュニティーアート。町おこしであったり、地域との交流で生まれるものもある」と期待する。

 神戸出身の森山は「僕は根無し草。放浪がかなり合っている。神戸は流れてくる者を受け入れてくれる町」と評する。今年1月に滞在したときに滞在施設の重要さを関係者と話すうちに、とんとん拍子で計画が進んだ。

 映像作品撮影をサポートする神戸フィルムオフィスの代表者、アートディレクター、独自の視点の不動産経営者ら5人に森山を加えた6人の頭文字を取った「HAAYMM」が運営していく。森山のように、表現者自身が立ち上がった例は珍しいという。

 アーティストたちが神戸を代表する異人館街の一角に集まり、新たなインスピレーションが生まれていくのが理想。「より神戸という文化の底上げの株になれば。文化施設と連携してやっていきたい」と新たな取り組みに意欲を見せた。

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