尾上菊之助 「カムカム」と「同じく親子3代出ます。私たちの100年見守って」
歌舞伎俳優・尾上菊之助が8日、都内で行われた東京・歌舞伎座の「團菊祭五月大歌舞伎」(2~27日)の取材会に出席した。「團菊祭」では父・尾上菊五郎、長男・尾上丑之助の「音羽屋三代」と中村時蔵、中村梅枝、小川大晴の「萬屋三代」が「土蜘」に出演する。
この日、最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でモモケンを演じた菊之助は「朝ドラと同じく親子3代、それも2組出ます。私たちの100年の物語を見守ってもらえれば」とアピール。番組については「素晴らしいドラマに出させていただいて、応援をいただいて光栄でした」と感慨深げに話し「歌舞伎も祖父の代から見守ってくれているお客様がいます。これからの100年も見てもらえるように、引き継いでいきたい」と決意を新たにした。
3年ぶりに行われる「團菊祭」。コロナ禍で20年から延期されている市川海老蔵(44)の十三代目市川團十郎襲名について問われた菊五郎は「今年中には團十郎が誕生しそうだし、また楽しくなると思う。團十郎ができるのはおめでたい。早くできてほしいなと、ただただ思っております」と期待の思いを口にした。
