中国 五輪閉幕まで侵攻延期要請していた 事前に計画把握 米紙報じる
米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は2日、中国政府高官らが2月上旬にロシア政府高官らに対し、同月20日の北京冬季五輪閉幕まではウクライナ侵攻に踏み切らないように要請していたと伝えた。欧米の情報機関がまとめた報告書の内容を基に、複数の欧米当局者の話として伝えた。中国が事前に侵攻計画を把握していたことを示唆していると同紙は指摘している。
中ロのどのレベルでやりとりがあったのかは不明。中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は2月4日に北京で会談しているが、欧米当局者の一人は、必ずしもこの首脳会談で話し合われたことを示すものではないとしている。