丸田佳奈医師 ウクライナ侵攻で物価高「我々が抑止力にならなかったせい」

 読売テレビ「あさパラS」が26日、ロシアのウクライナ侵攻を詳報。日本にも大きな影響が及ぶことも報じたが、産婦人科医・丸田佳奈氏は「他国で始まった戦争のせいで物価が上がってるんじゃなくて、我々が抑止力にならなかったせいで自分たちのもとへ物価として今、返ってきてるというふうに見ないと」と自説を述べた。

 番組では、読売テレビ報道局解説委員長の高岡達之氏がウクライナ侵攻による日本への影響について「物価は確実に上がります。皆さんがそれを被ります」と断言。

 高岡氏はさらに、ロシアは大きな経済制裁を受けることで他の収入が絶たれるため、原油の供給を減らして値段をつり上げるとし、「一番直撃されるのは日本です。日本は原発全部止まってますので、火力発電をやるのにLNGガス(液化天然ガス)を使います」と説明。ヨーロッパでもそのLNGガスの需要が高まり、日本の必要分が確保できなくなるため原油が上がるとし「一番問題はトラックのディーゼルです。トラックのディーゼルが上がれば、全部値上がりします」と話した。

 電気・ガスや小麦粉などの高騰に、主婦としての意見も求められた丸田氏は「確かに出費が多くなるというところで、我々に初めて影響があるんだなと意識はするんですけど、ただクリミア併合の後からどんどんウクライナの民主化が始まっていたにも関わらず、ここまで延ばしていきなりここできたタイミングというのは、やっぱりヨーロッパとかアメリカの抑止力というものが効かなくなったタイミングっていうのもあると思う」と持論。

 「だから他国で始まった戦争のせいで物価が上がってるんじゃなくて、我々が抑止力にならなかったせいで自分たちのもとへ物価として今、今は物価ですけど、返ってきてるというふうに見ないと。関係ない所の影響が我々に来てるんだという目線はちょっと良くない」と、当事者意識を持って捉えるべきだと話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス