吉村知事 生出演で深刻な医療ひっ迫訴え「陰性証明の要求もうやめて」

 大阪府の吉村洋文知事が19日、読売テレビ「あさパラS」に生出演。新型コロナウイルスの感染拡大で医療がひっ迫している現状を強調し、会社側にも陰性証明書を要求するのはやめるよう訴えた。

 大阪など17道府県で、まん延防止等重点措置の3月6日までの延長が決定。4日にコロナ感染が判明し、この日が3週間ぶりの番組復帰となったMCのハイヒール・リンゴは「自分感染して思ったんですけど、治ってっていうか通常の状態、平熱になってからの社会との断絶がすごいんですよね。ずっと家にいてて、それは社会回れへんでって、私が回してるという意味ではなく。これがいっぱいあるわけじゃないですか、世の中に」と体験者の立場から問題視。

 吉村知事は、特に大きな問題になっているのが医療、介護の現場だとし「感染すればもちろん、濃厚接触者でも仕事ができない。検査すれば一応できるっていう規定はあるが、エッセンシャルワーカーでも5日間はみてくださいというのが国のルールで大きな方向性としてある」と説明。

 続けて「そうすると何が起きてるかっていうと、医療の現場でコロナで病床がひっ迫して非常に忙しい、それ以外の病気も当然ある。その中で医療従事者が濃厚接触者なんかで働けない。医療全体の機能が低下してしまっているというのが大きな問題。だから社会全体、このウイルスとどう向き合うのかっていうのは本当に重要な問題だと思ってます」と話した。

 猛威を振るうオミクロン株について、吉村知事は「だいたい潜伏期間が3日と言われてるんですけれども、症状が終わってからだいたい10日たてば、人にはうつす力はもうないとされている。でも検査をしたら陽性になる場合がある。なので、陰性の証明書を出して下さいという人も実は多くて、それがまた医療をひっ迫させる状況になっている」と指摘。

 「だから医師会なんかでも言われてるんですけど、会社の方で陰性証明を要求するのはもうやめて下さいと。医学的には10日たって快方に向かっていれば、そうしたら必要ないんだと社会全体で共有する必要があると思う」と危機感をにじませながら訴えた。

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