「銀河鉄道999」2作目オファーに新宿駅逃げ回る りんたろう監督が秘話告白

劇場版「銀河鉄道999」ドルビーシネマ版 公開記念テイキング・オフ!イベントに出席したりんたろう監督(左)と藤津亮太氏=東京・有楽町、丸の内ピカデリードルビーシネマ
劇場版「銀河鉄道999」ドルビーシネマ版 公開記念テイキング・オフ!イベントに出席したりんたろう監督(左)と藤津亮太氏=東京・有楽町、丸の内ピカデリードルビーシネマ
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 「幻魔大戦」「メトロポリス」などで知られるアニメ映画監督のりんたろう氏(80)が14日、都内で行われた「劇場版『銀河鉄道999』ドルビーシネマ版 公開記念テイキング・オフ!イベント」に出演し、アニメ評論家の藤津亮太氏(53)を相手に当時の秘話を明かした。

 1979年に公開された「銀河鉄道999」は社会現象となり、「ヒットしていくのはこういうものなのかと。初めての経験で、全力投球した。終わった時は抜け殻みたいになった」と振り返った。

 続編の「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」(81年)のオファー時には、企画の故高見義雄氏に「疲れ果てて。頼みますから、他の人に変わってください」と一度、断ったことを告白。

 「新宿駅の中を逃げ回ったら、追っかけてくるんですよ。電車に乗ったら、切符買わないで改札を飛び越えて来た。駅員が追っかけてきた」と仰天のチェイスを明かし、「『うん』と言ってくれるまで帰らない」という高見氏の熱意に負けたと目を細めた。

 この日、公開されたドルビーシネマ版は、1、2作目が最新の技術でより豊かな映像・音響となり、臨場感が増したもの。全国7館で上映される。りんたろう監督は「スターウォーズのドルビー版を見て、ぜひやりたいと思っていた」といい、「ドルビーはSFに向いている。よみがえったなという感じ」と太鼓判を押した。

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