中村獅童息子・陽喜くん初お目見え 父の前で愛くるしく見得披露 歌舞伎座で万雷拍手

第一部「祝春元禄花見踊」で小川陽喜くん(前)を抱き寄せる中村獅童=東京・歌舞伎座 提供・松竹(株)
第一部「祝春元禄花見踊」で花道を歩く小川陽喜くん=東京・歌舞伎座 提供・松竹(株)
第一部「祝春元禄花見踊」で小川陽喜くんを抱きかかえる中村獅童=東京・歌舞伎座 提供・松竹(株)
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 歌舞伎俳優・中村獅童(49)の息子・小川陽喜(はるき)くん(4)が2日、東京歌舞伎座「壽 初春大歌舞伎」第一部「祝春元禄花見踊」で初お目見えした。

 武智光秀を討ち取った真柴久吉(獅童)らが催す花見の宴を描いた舞踊劇で、陽喜くんは武智の残党を追い払う奴・喜蔵役。獅童とともに満開の桜を背に、舞台中央からせり上がって登場すると、万雷の拍手が送られた。その後陽喜くんが愛らしく前に歩み出ると、会場からほほえむように笑い声が漏れた。

 隈(くま)取りをして、何度も見得をし元気いっぱいに立ち回る息子を、獅童は常に緊張した面持ちで見守った。陽喜くんにせりふはなかったが、刀を手に4人のくせ者を追い払い、花道を飛び六方で引っ込んだ。最後に花道に再登場し、待ち受ける獅童に抱き上げられ、舞台中央に戻り2人で見得を披露した。

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