金子恵美氏、竹島は「不法占拠です」韓国の「実効支配」に反発

 元衆院議員の金子恵美氏が28日、テレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」に出演し、竹島の「実効支配」を「不法占拠です」と訂正した。

 番組では、日韓関係について討論。金子氏は今月16日に韓国警察庁長官が竹島に上陸したことについて「日米韓で共同会見(17日に予定されていたが急きょ中止)する直前になぜ?韓国政府の中で意思統一ができていたのか」と疑問を投げかけた。一橋大学大学院准教授のクォン・ヨンソク氏は「文在寅政権は、日本に融和な姿勢を取ってきたと思っているが、日本側が会談にも応じない。警察庁長官に『行くな』と積極的に止めるモチベーションが上がらなかった」と説明した。

 しかし、金子氏は「日本はルールを遵守するとか規律っていうところを大事にするから『約束を反故にしてきたのはどっちなんだ』っていうのはあるべき」ときっぱり。さらに「融和的だって言ってましたけど、輸出規制のことを言ってきたり、福島の処理水のことを懸念だと言ってきたり」と「融和」とはほど遠い現実を指摘。竹島についても、国際司法裁判所での解決を韓国が拒否しており「ずっと平行線」と説明した。

 韓国の大統領候補・李在明氏が日本に対する不信感を示し「日米韓軍事同盟は危険かもしれない」と発言したことに、クォン氏は「彼が一番に例に出していたのが独島・竹島の問題。お互い領土を主張していますけど、実効支配を70年以上韓国がやっている『これの現状変更をする気なのか、日本は』と。そこの不信感がある」と真意を説明した。

 金子氏はクォン氏の発言中に「実効支配?」と疑問符を付けた。発言後に「実効支配とおっしゃったけど、不法占拠ですね。日本からしたら」と即座に訂正。李在明氏の発言は「国民の中の反日感情をたきつけている」と反日で有権者を引きつける「いつもの」手法だと分析した。

 外務省のホームページによると竹島は1905年に島根県に編入された。終戦後、サンフランシスコ平和条約でも日本の領土から除外されなかった。しかし、条約発効直前の52年1月に韓国は「李承晩ライン」を設定し、竹島を“領土”として取り込んだ。当時、日本は自衛隊も設立(54年)もされていない時期だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス