“週末の天使”畑芽育 やってみたい役はドス黒い役 大河「青天を衝け」ゆう好演
女優の畑芽育(19)がNHK大河ドラマ「青天を衝け」(総合、日曜、後8・00)で富岡製糸場の工女・尾高ゆうを好演している。
田辺誠一(52)演じる渋沢栄一のいとこ・尾高惇忠の娘役で、キュートなルックスが“週末の天使”と話題。意外にも芸歴18年の大ベテランは「NHKでずっと糸繰りの練習をしていたんですが、蚕が苦手で稽古のときに涙してしまったくらい。でも、やっていくうちに、最後は蚕への愛が生まれました」と照れ笑いした。
1歳のときに母親が子役事務所のオーディションに応募し、雑誌モデルとしてデビュー。近年は女優業を本格化させ、6月クールに話題のドラマ2作に出演して話題を呼んだ。
初のラブコメとなったTBS系「プロミス・シンデレラ」では茶房のアルバイト・さくらを演じるため髪を15センチ切って大胆に役作り。日本テレビ系「ハコヅメ」での痴漢被害者の女子高生役は、確かな表現力で鮮烈な印象を残した。役によってカラフルに変化する様が新鮮だ。
ドラマ効果でインスタグラムのフォロワーは2万以上増えたという。見た目からおとなしい清純派なイメージを持たれることも多いが、共演者からは「中に30歳のおばさん入ってるでしょ?」と突っこまれるほどのハキハキとした性格。5人きょうだいの末っ子で年の離れた兄や姉を見て育ったため「母には生意気なませた子供だったと言われます」と笑う。
やってみたい役を聞くと「ドス黒い役。ヴィラン(悪役)や嫌われ役をやってみたい」とニコリ。次は“黒い畑”が見られるかもしれない。
◆畑芽育(はた・めい)2002年4月10日生まれ。東京都出身。1歳から芸能活動を始め、子役としてデビュー。20年公開の映画「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」では仮面ライダーアバドンに変身した。NHK大河ドラマ「青天を衝け」に29話から出演中。ドラマシリーズから出演する映画「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」(12月30日公開)が待機している。特技はダンス。