籠池諄子氏 衆院選正式出馬で地元・塚本駅前で第一声 柱は森友事件の真相究明

 学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長(68)の妻・諄子氏(64)が19日、衆議院議員選挙(31日投開票)に大阪5区から無所属で出馬し、大阪・JR塚本駅前で出陣式を開いた。

 同所は、泰典氏が理事長を務めていた民事再生中の「森友学園」が運営する塚本幼稚園の最寄り駅。「籠池諄子でございます」と始まった第一声では、「私はここ塚本で生まれ、育ち、高校、短大と塚本駅から通っておりました。ですので、出陣式はここからしたいと思ってやって参りました」とあいさつ。

 行き交う人から激励も受ける中で、「この4年間で、もうこれで人生が終わったなと思ってみたり、また新たな日が歩める。こんな幸せな人生、ありませよね」と感謝も口にした。掲げた選挙公約は7つ。

 (1)森友事件の真相究明

 (2)司法改革

 (3)カジノ・大阪万博反対(IR反対)

 (4)消費税ゼロ

 (5)学校教育の自由化

 (6)ストーカーいじめ行為の犯罪究明

 (7)政令指定都市大阪の潤沢な資金を、大阪府から大阪市に返してもらう

 特に、籠池氏は森友学園問題の再調査を要求。「主人を一方的に犯人だと決めつけた。補助金の詐欺をした証拠の書類も一つもありません。こういうことがまかり通っていいんでしょうか?」と呼び掛けると、横に立つ泰典氏が「ダメだ!」と呼応。「お父さんだけが、ダメって言ってくれます」と続け、夫婦での選挙戦をアピールした。

 籠池夫妻は国から補助金をだまし取ったとして詐欺罪などで一審有罪判決を受け、控訴中。諄子氏は森友学園元職員で、大阪5区内の大阪市淀川区出身。夫も同席した8日の会見では、詐欺容疑で逮捕された後に長期間勾留されたとして「人質司法を変えたい」と司法制度改革を訴えた。「私たちは被害者なのに、(詐欺の)加害者にすり替えられた」と不満も示し、森友学園問題の再調査を掲げた。

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