宮内庁は１５日、秋篠宮家の長女眞子さま（２９）の結婚を巡り、小室圭さん（３０）があいさつのため、秋篠宮ご夫妻と東京・元赤坂の赤坂御用地内で１８日に面会することを明らかにした。結婚に反発を招いた小室家の金銭トラブルへの対応についても説明するとみられる。眞子さまと小室さんは２６日に婚姻届を提出した後、同日午後に都内ホテルで２人そろって記者会見に臨む。

　秋篠宮ご夫妻に、そして国民に、眞子さまと小室さんは何を語りかけるのか。

　トラブルは婚約内定後の１７年１２月に発覚した。小室さんの母親が元婚約者から受け取った４００万円を巡って見解の相違があり、小室さんは２度、文書で説明した。週刊誌報道やインターネットの批判がやまず、眞子さまは誹謗（ひぼう）中傷を感じ、複雑性心的外傷後ストレス障害（ＰＴＳＤ）と診断された。秋篠宮さまは結婚について、宮内庁を通じて「多くの人が納得し、結婚を喜んでくれている状況ではない」との認識を示されている。

　会見には、宮内庁によると、宮内記者会に所属する新聞、通信、テレビ各社のほか、日本雑誌協会や日本外国特派員協会などの代表者が参加する。宮内庁関係者によると、眞子さまは民間人となるため、宮内庁の施設を会見場所として使用しないことになった。眞子さまが心境などをどのように語られるか、注目される。

　宮内庁は結婚に向けた眞子さまの日程も発表した。１９日に皇室の祖先などを祭る皇居・宮中三殿を参拝し、２２日は皇居・御所を訪れ、天皇、皇后両陛下にあいさつをする。両陛下に感謝の言葉を述べる「朝見（ちょうけん）の儀」など、取りやめとなった結婚関連儀式に代わる対応。２５日には上皇ご夫妻へあいさつする。