78歳・橋幸夫 引退へ 2023年5月3日 80歳で最終公演 年齢による衰え理由に

 歌手の橋幸夫(78)が引退することが29日、分かった。関係者によると、数年前から引き際について考えており、協議の結果、今年8月以降に最終決断した。年齢によるパフォーマンスの衰えを苦慮していたという。

 別の音楽関係者は「お元気ですし、最近のコンサートでもプロとして声はきちんと出ています」と話すが、本人が思い描くレベルに達するのが加齢で難しくなってきたようだ。

 橋は「ケジメをつけるために会見をやりたい」と望んでおり、週明けの実施に向けて準備中。来年1月からのラストツアーが計画され、最終公演は2023年5月3日、橋の80歳の誕生日となる予定。今年12月にはラストシングルを発売する。

 橋は中2から作曲家の遠藤実さんに師事し、高2の1960年に「潮来笠」でデビュー。舟木一夫(76)、西郷輝彦(74)と共に「御三家」と呼ばれ、絶大な人気を博した。

 紅白にはデビューイヤーに初出場し、19回出場。レコード大賞にも吉永小百合(76)との「いつでも夢を」(62年)とソロの「霧氷」(66年)で2度輝くなど一時代を築いた。89年には認知症の母の介護をつづった「お母さんは宇宙人」がベストセラーとなった。

 橋はかつて、デイリースポーツに「人生の最後は、ひっそり1人で自由な生き方をしたい」と生涯現役の考えはないことを明かしていた。“80歳引退”で、己の信念を貫く。

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