勘九郎&七之助 父・勘三郎さんの遺志継ぐ公演「続けられることうれしい」

 赤坂氷川神社の山車の前に立つ中村勘九郎(右)と中村七之助
 赤坂氷川神社の山車の前に立つ中村勘九郎(右)と中村七之助
 赤坂氷川神社を参拝する中村勘九郎(左)と中村七之助
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 歌舞伎俳優・中村勘九郎(39)と中村七之助(38)が24日、東京・赤坂氷川神社でTBS開局70周年記念「赤坂大歌舞伎」(11月11~26日、東京・TBS赤坂ACTシアター)のオンライン製作発表会見に出席した。

 中村勘三郎さんの「芸能の街・赤坂で歌舞伎を!」との言葉で2008年にスタートした人気シリーズ。13年からは兄弟2人で父の遺志を継いで公演を続けてきた。勘九郎は「みんなが築きあげてきたものを続けられることはうれしい」と4年ぶりの開催を喜ぶと「赤坂はお店が大変多いので、終わった後に飲みに行くのがすごく楽しそうだった。歌舞伎座は当時休演日がなかったので、赤坂だとゴルフできる喜びをすごく感じていましたね。芝居以外の楽しみも楽しめていた」と、父の思い出を懐かしそうに振り返った。

 上演される3作のうち「廓噺山名屋浦里」は笑福亭鶴瓶の新作落語をもとにした作品。勘九郎が鶴瓶に直談判して、16年に歌舞伎化された。女形の美を存分に味わえる内容で、5年ぶりの上演で花魁浦里を演じる七之助は「いつかまた再演できたらなと思っていた。今回、赤坂でやらせていただくことになり、本当にうれしく思っています」と心待ちにした。

 また、勘九郎の長男・中村勘太郎(10)、次男・中村長三郎(8)も出演。勘九郎は「父が残してくれたもの、その空間に出て欲しい。空気を味わうのと味わわないのとでは全然違うので、出してあげたい」と思いを口にした。

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