小野花梨 主演映画上映イベントで涙「この映画との出会いに救われるものがあった」
女優・小野花梨(23)が23日、都内で主演映画「プリテンダーズ」(10月16日公開)の「ぴあフィルムフェスティバル」クロージング上映イベントに、共演の見上愛(20)らと出席した。
SNSとアイデアを武器に、現実とフィクションを織り交ぜた動画で世直しを試みる女子高生を描いた物語。社会からスルーされてきた主人公を演じた小野は、自身の幼少期に重なる部分があると明かし「この映画との出会いに救われるものが大きくあった。苦しくて『何で生まれてきてしまったんだろう』とか、思って生きてきた人がもしいるなら、あなただけじゃない、自分だけじゃないんだというものが、もしかしたら救いになるんじゃないかな」と涙ぐみ、声を詰まらせた。
渋谷のスクランブル交差点の雑踏の中で泣きながら絶叫するシーンは、カメラマン1人のみで撮影。小野は「正直もう二度とやりたくない。今まで自分がどれだけ守られてお芝居してきたかを痛感しました」と振り返ると「1回撮って、もうこんな思いをしなくていいんだと思ったら監督が来て『もう1回』って。ふざんけんな!って怒って」と苦笑しながら、3度撮影したことを明かしていた。