「サンモニ」出演者、菅首相「明かり」発言をフルボッコ「違う世界に生きてる」

 大阪芸術大学客員教授の谷口真由美氏が29日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、菅義偉首相の「明かりは見え始めている」発言に対して「違う世界に生きてるのかな」と疑問を投げかけた。

 新型コロナウイルスの感染者が入れるような「野戦病院」についてのニュース。司会の俳優・関口宏が、元国立感染症研究所主任研究官・小坂健氏に「大がかりなものはできないんですか」と問いかけた。小坂氏は「災害ですから必要だと思います」とできるかどうかは明言せずに見解を示した。

 関口は「ちっとも積極的に動いている風に見えないんだよね」と不満げな表情。キャスターの松原耕二氏は、昨年から「野戦病院」の準備を進めていた福井県を例に出し「やる気の問題だと思うんですよね。菅総理は『明かりはもう見えてきた』と楽観的だし、これが今も続いているんじゃないかと。だから『ワクチン一本じゃだめなんだよ』と、肝に銘じてほしいと思うんです」と「明かり」発言を疑問視した。

 福山大学客員教授の田中秀征氏は「1年前にやっとくべきことを議論してる」とあきれ顔。関口が「『急いで止めなきゃいけない』っていう感覚よりも『まぁどうにかなっていくよ』みたいな感覚が強いですかね」と推測すると、松原氏は「そういうことだと思いますよね。官邸内でもコロナに対して甘い考えが支配しているという風に(官邸の)近くの方もおっしゃる」と追随した。

 ここで話を振られた谷口氏は「菅総理が『明かりが見えてる』って、わたし違う世界に生きてるのかなと。わたしには全く(明かりが)見えないんですけども」と発言した。関口は「わたしにも明かりは全然見えてません」。評論家・大宅映子氏も「『どこに明かりがあるの』って叫んじゃいました」と続き、「明かり」発言にあきれていた。

 菅首相は今月25日に緊急事態宣言の対象に8道県を追加したことなどを受けて記者会見。ここで新型コロナ対策について「明かりははっきりと見え始めている」と自信を示していた。

 なお、現在、コロナ病床の確保は、自治体ごとに、都道府県知事の権限で行われている。「野戦病院」の設立も自衛隊のものなどをのぞけば自治体の権限ということになる。

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