郷ひろみの基盤作った「お嫁サンバ」 酒井政利さんから「明るく歌えるのはあなた」
日本ポップス界の第一線を走り続けてきた歌手の郷ひろみ(65)が今年8月にデビュー50周年イヤーに突入した。このほどデイリースポーツなどの取材に応じ、50周年を迎える心境と自身を支えてくれた恩人への感謝を伝えた。4日に発売された新曲「100GO!回の確信犯」は18歳の新鋭が作詞・作曲を担当。10代の活躍が目立った東京五輪など、若い才能に勇気をもらっている郷は「50周年も“GO攻め”で!」と目標を掲げた。
郷の代名詞と言えばステージで見せる全力パフォーマンスだ。どんな曲も歌いこなす基盤を作ったのが、代表曲「お嫁サンバ」だという。同曲は7月に亡くなった酒井政利氏がプロデュースした楽曲で歌詞が特徴的だ。
「『♪1、2、3バ 2、2、3バ』はないでしょと思ったけど、酒井さんが『この歌を明るく歌えるのはあなたしかいない』と。自分で解釈するのを10代後半でしているからこそ、『GOLDFINGER’99』の時に『♪A CHI CHI A CHI』はすごいな!面白いなと。何回も連発しましょうと言って出来上がったのが今の形」。柔和な笑みを浮かべて経験の大切さを訴えた。
