川崎麻世 コロナで舞台あいさつ欠席 野村真美「残念がっていると思う」

 女優の野村真美(56)と寺田もか(19)が20日、大阪市内で映画「ある家族」の舞台あいさつを行った。この日は主演の俳優・川崎麻世(58)も登場予定だったが、前日に新型コロナウイルス感染が判明したため急きょ欠席した。

 川崎の妻役で、複雑な家庭環境の児童を自宅で養育する「ファミリーホーム」の主婦を演じた野村は「東京の舞台あいさつで川崎さんが、俳優生活45年で初主演映画だと語られていた。今回は残念がっていると思う」と気遣った。感染判明後は連絡を取っていないとし「大阪に来てから感染を知らされた。本人も今はセンシティブな時期だと思う。でも大丈夫でしょう」と話した。

 撮影は昨年10月下旬から11月初めにかけて、川崎の地元・大阪と東京で行われた。コロナ禍での撮影となり、野村は「私は子供役の俳優たちに『マスクしなさい!』って口うるさく言ってました」と、母親らしく気配りしたという。川崎の娘を演じた寺田は「川崎さんはすごく穏やかな方で、本当の家族のように接してくれた。栄養ドリンクや牛丼など差し入れもたくさんくれた」と優しさに感激していた。

 川崎の事務所はこの日未明、公式ホームページで「8月19日午後、体調不良を訴えたため、医療機関での検査を実施した結果、陽性と診断されました。今後につきましては、保健所にご指導いただき、療養及び経過観察いたします」と発表。映画の主催者によると関係者は7月30日に行われた舞台あいさつ以降会っておらず、濃厚接触者には当たらないという。

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