笑福亭鉄瓶 入門20周年 ノンフィクション落語に挑戦 男性の壮絶な人生を作品に

 笑福亭鉄瓶は制作発表でノンフィクション落語「生きた先に」を披露する
 入門20周年の独演会を開く笑福亭鉄瓶
 入門20周年の独演会を開く笑福亭鉄瓶
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 落語家の笑福亭鉄瓶(てっぺい、43)が16日、大阪市の心斎橋角座で入門20周年の独演会とノンフィクション落語「生きた先に」の制作発表を行った。

 10月21日に東京・浅草木馬亭、11月7日に大阪・朝日生命ホールで独演会を開催。両公演ともトリで、奈良県在住の西畑保さん(86)の実話をもとにした落語を披露する。制作発表では、報道陣を前に約30分にわたり「生きた先に」を熱演。「作った時は1時間半あり『らくだ』より長かった。泣く泣くエピソードを絞った」と語る力作だ。

 小学校を2年で退学し、文字の読み書きができず苦労しながらも妻の愛に支えられた西畑さんの壮絶な人生を落語化した。週刊誌の記事で西畑さんを知り、胸を打たれたという鉄瓶は「これをなんとか伝えたいという気持ち。西畑さんの人生を残したいと思った。当たり前のように学習できる事への感謝や共感を残していかないといけない」と話す。

 実話を元にした創作落語は初挑戦。師匠の笑福亭鶴瓶(69)には、まだ未報告だという。「実話ってすごいなあと思う。よければ募集したいくらい。今後もやっていきたいと思っている。(師匠の鶴瓶は)何も言わないんじゃないですか」と、入門20周年で新境地を開く。

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