女優・沢口靖子（５６）、俳優・内藤剛志（６６）らが１１日、都内で行われた映画「科捜研の女－劇場版－」（９月３日公開）完成報告イベントに登場した。９９年の放送開始から累計約２５０話を誇るテレビ朝日系人気ドラマ初の劇場版に、沢口は「自信作です」と手応えを示した。

　この日のイベントは緊急事態宣言下のため無観客となり、沢口は「残念でたまりません」と心境を吐露。そのうえで「今は大変な時期ですが、一人ひとりの心がけ次第できっと素敵な未来がつかめるはず。一緒にこの困難を乗り越えていきましょう」とファンにメッセージを送った。

　テレビシリーズのレギュラーキャスト１０人が世界同時多発不審死事件に挑む本作。壇上では沢口演じる榊マリコと長年バディを組む土門薫刑事を演じる内藤が「長い間…お世話に…」「（ドラマでは）いつも屋上で最後は話してますね。でも映画版では屋上で終わってなかった…かなと」などと口ごもりながらネタバレ寸前の“匂わせ発言”を連発。若村麻由美（５４）から「あんまりそういうことを言ったらいけないって言われたばかりなんですけど」と苦笑いでたしなめられるひと幕もあった。

　公開まで約３週間。沢口は「魅力が全て詰まった集大成」とし「９月にはぜひ劇場で、皆さんの前に立って、ごあいさつできるように」と思いをはせていた。