Novelbright大阪城ホール凱旋 ファンの前で約束果たした 路上ライブ19年卒業

 あこがれのステージで熱唱する竹中雄大=大阪市中央区・大阪城ホール
 ファンと約束していた大阪城ホールのステージに立つNovelbrightの(左から)沖聡次郎、圭吾、竹中雄大、ねぎ、山田海斗=大阪市中央区・大阪城ホール
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 5人組ロックバンド・Novelbrightが11日、全国ツアー最終日を迎え、大阪城ホールで初の有観客公演を行った。大阪を拠点としていたデビュー前の2019年12月、大阪城公園の路上ライブでファンに約束していた「2年以内の城ホール単独公演」を、期限内の1年7カ月で実現。ボーカルの竹中雄大(25)は「このメンバーで立てて良かった」と感涙を光らせ、23曲を歌い上げた。

 念願達成の凱旋を待ち受けたファン5000人に、竹中は「大阪城ホール、ぶち上げていこうぜ!!ヤバいな、自分たちのワンマンで一番人が来てくれてる」と興奮を抑えきれず。コロナ感染対策で客席から出せない声の代わりに、拍手でのコール&レスポンスで一体感を確認した。

 13年にバンド結成。チャンスをなかなかつかめず、メンバーの入れ替わりもあり、低空飛行を続けた。19年1月から現体制となったが、SNS戦略が奏功し、路上ライブが話題を呼んだ。

 観衆が増えすぎたため、路上ライブを卒業することになった19年12月15日、大阪城公園に集まった1000人に「2年以内に次はあっちで会いましょう」と宣言して、指さしたのが城ホール。デビューした昨年8月にも立ってはいるが、コロナ禍により無観客配信で、“不完全燃焼”に終わっていた。

 あこがれの場所での自身初の有観客アリーナ公演をもって、約束を完遂した。竹中は「歩んできた道は正しかったと証明できた」と胸を張り、持ち味のハイトーンボイスでデビュー曲「Sunny drop」や「ツキミソウ」などを熱唱。新曲「ライフスコール」も初披露した。

 有言実行を自信に変えて、次の目標を「5年以内のドームツアー」と定めた。数万人規模の公演を視野に捉えつつ、アンコールでは12日に心斎橋・アメリカ村のライブハウスで収容100人ほどの公演を実施することを、異例の前日発表。会場の大小にかかわらず、心を込めて歌声を届けていく。

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