AKB柏木由紀 脊髄腫瘍の疑いとテレビ番組で、10万人に1人、歩行困難の可能性も

 AKB48の柏木由紀(29)が3日、テレビ東京系「主治医が見つかる診療所スペシャル【芸能人“お悩み解決”人間ドックスペシャル】」(後7・58)に出演し、脊髄腫瘍の疑いがあるとの医師の診断がくだった。「10万人に1人くらいの極めてまれなケース」で、症状が進行すれば歩けなくなる可能性もあるという。

 柏木は検査中、「左手がしびれることが多い。4本の指先が常にしびれている。整形外科に行ったら手根管症候群と診断された」などと述べた。

 MRI検査を受けた結果、脊髄の一部に灰色のぼやけた影が映った。番組では、この影に「脊髄腫瘍の疑い」があり、脊髄が白く映ることから脊髄空洞症が考えられると説明した。悪化して症状が進行すると手足のしびれだけでなく運動機能に障害が出ることもあり、歩けなくなることもあるという。柏木は「指のしびれは1年以上前から。今もこの3本は先がしびれています」と左手の親指、薬指、中指を触った。

 脳神経外科の菅原道仁医師が出演し、「脊髄の真ん中に黒い影があり、もしこれが脊髄腫瘍なら10万人に1人くらいの極めてまれなケース。しっかりとした治療が必要」と述べた。菅原医師は左手のしびれについて、「手根管症候群の可能性もあるが脊髄空洞症や脊髄腫瘍がしびれの原因になることは知られている。ダンスにも影響する」と将来の危険性を指摘した。柏木は「なかなか治らなかった。脊髄のせいかもと言われてちょっと気持ちが逆に楽になった」と医師の指摘にほっとした面もあることを述べた。

 収録後に菅原医師が柏木を診察。医師は「左足、左半身に症状が出ている」「今後の予定として、もう一度MRIを撮っていただく。やはり病巣がいそうです。その影にもし腫瘍があった場合、治療法はおそらく柏木さんの場合、手術治療が一番いいと思う。しっかりとした専門家を紹介したい」と伝えた。

 柏木は2週間後、精密検査を受けるため脊髄専門の医師の元へ。治療を受けることを決意したと番組は伝えた。

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