青木理氏「サンモニ」で日本の独裁化を危惧 「政治記者じゃない」発言も

 ジャーナリストの青木理氏が30日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、日本の政治の方向性に疑問を投げかけた。

 ベラルーシでの強権政治についての話題。司会の俳優・関口宏は「コロナで、強権的にやるところをうらやましがった雰囲気はあったよね。それはそれで気を付けないと」と決断の仕方に注意が必要とした。

 青木氏は、日本の大半の人々は民主主義を望んでいるとした上で「ただ、日本はどっちに向かってるんだろうか」と疑問符を付けた。特定秘密保護法案、共謀罪法案、土地利用規制法案、デジタル庁設置法案などを例に「政府に個人情報がものすごい集まるようになってるんです」と指摘した。

 一方で「政府の情報は隠ぺいされたり、捨てられちゃったり、改ざんされたり、情報公開の面でいうと非常に遅れてる」と説明。「『ぼくらは政府のことを知らないけど、政府はぼくらのことを知ってるっていうのはある種の独裁の象徴だ』という言葉が昔からあるんですけど」と現状を危ぶんだ。

 報道の自由度ランキングでは日本が67位だったことにも触れ、「ジェンダー、人権の問題でも日本はかなり後れをとってるということを考えると、どうも圧政とか独裁の方にわれわれも進んでませんか」と政治の方向性を危惧する思いを明かした。なお、この日の番組内で、河合案里元参院議員の公職選挙法違反の話題を扱った際に青木氏は「ぼく、政治記者じゃないので」と語り、政治は専門外であることをにおわせる一幕もあった。

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