東京・歌舞伎座で「五月大歌舞伎」(28日まで)が12日、初日を迎えた。3日からの予定だったが、コロナ禍のため9日遅れでの開幕となった。
第一部「土蜘」で源頼光を初役で務めた市川猿之助(45)は尾上松緑(46)との共演に「ご一緒するのは久しぶりなので非常に楽しみです」とコメントした。第二部「仮名手本忠臣蔵 六段目」では、尾上菊五郎(78)が早野勘平を16年11月以来に演じるなど、注目が集まる。
歌舞伎座では引き続き、出演者・客を各部総入れ替えし、客席数50パーセントを維持していく。また換気や消毒を徹底するなど万全の感染予防対策を行っていく。