芥川賞作家の平野啓一郎氏が１２日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相が衆院決算行政監視委員会で、新型コロナウイルスの感染再拡大によって「まん延防止等重点措置」を東京都などに追加適用したことについて「感染の波、想像超える」と答弁したことを受け、科学的な対策に欠けているとして「いつまでカン頼りなのか」と苦言を呈した。

　菅首相は「世界規模の感染の波は私たちが想像したものを超えて厳しい」とした上で、感染防止のために「国民の皆さんに引き続き緊張感を持って対応していただきたい」と述べた。

　こうした菅首相の発言に対し、平野氏は「『想像』じゃなくて、科学的な『予測』に基づいて対策すべし。いつまでカン頼りなのか」と批判した。