村上春樹氏 自宅近くでイノシシに遭遇「日本も少々ワイルドになってきたよね」
小説家の村上春樹氏(72)が14日、都内のTOKYO FMホールで、TOKYO FMの番組「村上RADIO」の音楽イベント「MURAKAMI JAM ~いけないボサノヴァ Blame it on the Bossa Nova~」を開催した。
村上氏はミュージシャンの坂本美雨(40)とともに司会を務め、音楽の間に軽妙なトークを披露。この日はバレンタインデーで、坂本から「ビターな思い出は?」と振られると「あんまりないんだよ」とサラリ。「高校時代にいくつかもらったことはあります。結構昔なんだけど。石器時代のちょっと後ぐらい」と笑わせ「今年はいくつかいただきました。幸福な気持ちでいますけども」と感謝を口にした。
海外で過ごす時間も長い村上氏だが、新型コロナウイルスの影響で「ずっと日本で仕事をしている」と近況を報告し、神奈川県内の自宅近くをジョギング中にはイノシシに遭遇したことを告白。「大型犬かと思って良く見たらイノシシなんですよ」と振り返り「日本も少々ワイルドになってきたよね」と笑った。
同イベントは今回が2回目で「1回目は手探り状態だった。2回目はテーマを設けた方がいいということでボサノヴァになりました。(ボサノヴァは)個人的に大好き。ミュージシャンで嫌いな人そんなにいないんじゃないかな」と村上氏。ジャズピアニストの山下洋輔(78)、ボサノヴァ歌手の小野リサ(58)、ギタリストの村治佳織(42)がゲスト出演した。