太田光 芸人の政治的発言「いまだに葛藤はある。だけど俺は言わずにはいられない」

 爆笑問題の太田光が14日、TBS系の生番組「サンデー・ジャポン」で、芸人の政治的な発言についての思いを語った。

 番組では、爆笑問題・田中裕二の代打MCを務めたぺこぱ・松陰寺太勇が、テレビ朝日系「ロンドンハーツ」で報道番組のMCになりたいという希望を述べたところ、芸人が政治的な発言をすることについて批判されたことを紹介した。

 松陰寺に「芸人が政治の話なんて、そういう声ってありますよね」と聞かれた太田は、実際に政治を扱う番組をやってきた経験を踏まえて「その(芸人の政治的発言を嫌う)気持ちも分かるんですよ。俺も実際、やり始めの時は相当悩んだんですよ。葛藤があって。というのは、お笑いって、政治やなんかやぼったいことは口出さないで、ただただ笑いだけ追及している方がカッコいいっていう、そういう面もあるんですよ」と答えた。

 さらに、具体例を挙げて「落語家さんでいうと、古今亭志ん朝っていう人がいて、これはもうホントに名人でいい落語をするんですよ。そのライバルっていうか、同時代に立川談志って人がいて、この人は出馬までして議員にまでなって、グッチャグチャにやるわけですよ。どっちもカッコいいんですよ。だからどっちにしようかなっていったら、いまだに葛藤はあるね、自分の中で。だけど結局、俺は言わずにはいられないっていうさ。そこがカッコ悪いなって自分もいますね」と、真摯(しんし)に答えていた。

 松陰寺は「こうあるべきだじゃなくて、こういう意見もあるよね、こういう意見もあるよね、じゃその議論を闘わせて、皆で同じ方向を、前を向けていけたらなとか。議論を闘わせることすらいけないという風潮は、僕は寂しいなと思っちゃいますね」と、自身の考えを述べていた。

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