舘ひろし、石原プロはおもちゃ箱「楽しかった」 今後は個人事務所「そうなると思う」

 俳優の舘ひろし(70)が9日、MBS・TBS系「サワコの朝」に出演。16日に解散する石原プロモーションへの思いを語った。

 故渡哲也さんに心酔し、1983年に加入した舘は、MCの阿川佐和子氏から「石原プロに入って後悔はないですか」と聞かれると、「ないですね。楽しかった。本当に楽しかった」と即答。「石原プロって楽しいんですよ。おもちゃ箱みたいな。撮影してても、いろんなものが爆破されてぶっ飛んだり。いろんなものが倒れたり。ドッカーンって楽しいじゃないですか」とジェスチャー付きで力説した。

 解散について阿川氏が「閉じるっていうのは前々から決まっていたんですか?」と質問すると、舘は「そうですね。前から決まってました」と返した。阿川氏が「渡さんがご存命のころから」と確認すると、「そうです。渡さんとしては、自分の目の黒いうちに閉めたいと思ったんじゃないですか」と話した。

 解散後の身の振り方について、阿川氏から「自分の事務所とか(を作る)」と聞かれ、「そういうことになりますかね」とうなずいた。「石原プロという存在がなくなっちゃうことについて」の思いを尋ねられると、「本当の石原プロの石原プロらしさ、おもちゃ箱のような石原プロではなくなったんで。これはこれでいいかなと」と受け入れた。

 そして、「結局、石原(裕次郎)さんも渡さんも映画を撮りたいと思って、ずっと来たわけじゃないですか。気負いすぎというか、石原プロだからこういう映画を撮らなきゃいけないというのがあって。2人とも本当の映画スターさんですから、その中で映画を作っていこうというか、だから縛りが多すぎちゃった。もっと気楽に作っていけば良かったのかなっていう」と自身の考えも示した。

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