三山&品川“Wヒロシ”で紅白狙う!?演歌歌手と芸人の異色コラボが誕生

 演歌歌手の三山ひろし(40)が新曲「その名もコノハナサクヤヒメ」(12月2日発売)で品川庄司の品川ヒロシ(48)と初タッグを組んだことが27日、分かった。品川が同曲のミュージックビデオで監督を務めている。王道演歌を歌い続けてきた三山にとって、新曲は演歌らしくないポップス。新たな挑戦と位置づけた今回は「三山ヒロシ」と片仮名名義で歌唱。10月上旬に取材に応じた二人は“Wヒロシ”で新曲を盛り上げることを誓った。

 演歌歌手×芸人の異色コラボが誕生した。楽曲制作に携わった演出家のマッコイ斎藤氏が、普段から付き合いのある品川へ同曲のMV監督をオファーしたことで三山と品川が初タッグを組んだ。

 2人はテレビ共演はあるも仕事のタッグは初めて。MV撮影を終えた三山は「(品川が監督した)映画『ドロップ』が大好きでファン。同じ名前ということで親近感もあった」と感無量の様子だった。

 「その名もコノハナサクヤヒメ」は日本神話に登場する女神がモチーフの楽曲。だが、MVは、なぜか三山演じる警察官が元気のない女性の自宅を訪ね、急に歌い出すというクスッと笑える仕上がりになった。メガホンを取った品川は三山の過去作を鑑賞した上で演出を行い「演歌の世界観から離れた砕けたMVに仕上げたかった」と意図を説明した。

 シングルで初めてポップスを歌う三山にとっても挑戦だ。三山は「同じ事をやっても面白くない。12年目の演歌歌手生活も新しいステージに進まないといけない」と心機一転の意味も込め、今回だけは「三山ヒロシ」と片仮名名義で歌唱。「新しいヒロシを出してくれる方なので監督色に染まりたい」とまっさらな状態で撮影に挑んだ。

 同曲はNHK紅白歌合戦が近い12月発売。5年連続出場の紅白について「年末はいつも通りに空けています。この曲を歌うかも」とニヤリ。同番組ではけん玉のギネス挑戦で話題を呼んでいるが、品川は「この曲だとけん玉はハイペースでやらないと間に合わないかもですね」と笑っていた。

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