小柳ルミ子 コロナで仕事激減、引退よぎるも「木下優樹菜さんに先越され」翻意

 歌手の小柳ルミ子(68)が30日、都内で芸能生活50周年記念書籍「もう68歳と思うのか、まだ68歳と考えるのか」(徳間書店)の発売記念会見を行い、7月に一度は引退を決意したと明かした。

 芸能界は新型コロナの感染拡大で、今なお厳しい状況に置かれているが、小柳も「ここ2カ月ぐらい前、仕事がまったくなくなり、私のポジションがなくなったかな?と。そろそろ潮時かなと思った」という。その決意を翻したのは、同じ所属事務所だった木下優樹菜さん(32)とサザンオールスターズの桑田佳祐(64)だという。

 小柳は「(引退で)優樹菜ちゃんに先を越されてしまって。事務所にも恩返しをしてないし…」と説明。桑田については「命の恩人です。私のことを週刊誌で、“日本の宝”“唯一無二の存在”などと言ってくださって。号泣しました。まだ私にもポジションがあるのかと。あと1週間遅かったら、引退してました」と打ち明けた。記事が掲載された週刊誌は“お守り”としてバックに入れて持ち歩き、桑田にもお礼の手紙を書いたという。

 コロナは、小柳と親交が深かった志村けんさんの命も奪った。「私、『全員集合』の最多出場歌手なんです。言葉にはできないくらいショックだった。今こそ、けんちゃんの笑いが必要な世の中なのにね。私の中では“にくいコロナめ”です」と怒りをぶつけた。コロナ禍の中で芸能人の自死が続いていることにも「胸が痛いです。おそらくは何か発信していたと思うんです。周り人がちょっとした異変に気づいてやれなかったかな?」と無念さをにじませた。

 小柳は現在、週2回のボイトレに通っており「もっとうまくなりたいと思っている。昔のキーで歌いたい」と意気盛ん。結婚・離婚を経験しているが「恋愛はもういい。あきました。今はサッカーで十分です」とかわしていた。

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