小沢氏“判断力に不安”で辞任の安倍首相が敵基地攻撃示す…「最後までやったふり」

 国民民主党の小沢一郎衆院議員が1日夜、公式ツイッターに新規投稿。辞意を表明した安倍晋三首相が自身の在任中に敵基地攻撃能力保有の方向性を示す意向を固め、与党幹部に伝えていたという共同通信の報道を引用し、「これだけ重大な憲法上の問題について、平然とやっつけ仕事のように方針を決定する」と指摘し、「結局はやったふり」「この人物は最後まで変わらない」と苦言を呈した。

 小沢氏は「もはや正常な判断力に不安があり、今しかタイミングがないということで辞任されるはずの総理が、これだけ重大な憲法上の問題について、平然とやっつけ仕事のように方針を決定する」と、辞任理由と矛盾する行動であると指摘。その上で、同氏は「でも結局はやったふり。どこまでもやったふりだけ。この人物は本当に最後まで変わらない」と見解をつづった。

 報道によると、安倍首相は敵基地攻撃能力保有の方向性と共に、秋田と山口への配備を断念した地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画の代替案の考え方も同時に打ち出すと、複数の政府関係者が明かした。次期自民党総裁が選出される前の9月前半に国家安全保障会議(NSC)を開き、安全保障政策の新方針に向けた協議推進を確認する見通しという。

 敵基地攻撃能力の保有は「専守防衛」の理念を逸脱する懸念があるが、具体策は次期政権に委ね、協議を継続することになる。

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